個人が出版するなら、どちらがいい?KindleとGoogle play Books比較!
個人が電子書籍を出版する際、Google Play ブックスとAmazon Kindle(Kindle Direct Publishing, KDP)の2つのプラットフォームについて、ジャンル、出版手順、ロイヤリティの観点から比較します。
ちなみに、Amazon Kindle と楽天Kobo の比較はこちらのページです↓
: https://miduki.online/amazonvsrakuten/
ジャンル
- Google Play ブックス: 幅広いジャンルの電子書籍を取り扱っており、特定のジャンルに制限はありません。
- Amazon Kindle(KDP): 小説、ビジネス書、自己啓発書、漫画、写真集など、多様なジャンルの出版が可能です。
出版手順
Google Play ブックス:
1・Google Play ブックス パートナーセンターにアクセスし、アカウントを作成します。
2 ・書籍情報や価格設定を入力し、EPUBまたはPDF形式のファイルをアップロードします。
3 ・販売する国や地域、デジタル著作権管理(DRM)の適用有無を設定します。
4・審査を経て、承認されれば販売が開始されます。・・・
Amazon Kindle(KDP):
- Kindle Direct Publishingにサインインし、アカウントを作成します。
- 「本棚」から「新しいタイトルを追加」を選択し、書籍情報や価格設定を入力します。
- EPUB、DOCX、mobi、KPFなどの形式で原稿ファイルをアップロードします。
- 審査を経て、承認されれば販売が開始されます。
ロイヤリティ
Google Play ブックス:
基本的なロイヤリティは52%ですが、特定の条件を満たすと70%に引き上げられます。
- ・(※1)Google Playのロイヤリティの70%については、利用規約に同意したかどうかと、販売する国によって異なります。利用規約に同意した場合は70%。利用規約に同意しない場合は52%です。
- また、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、英国、米国など60ヶ国で販売された電子書籍は70%ですが、日本、香港、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムで販売された電子書籍のロイヤリティは52%です。
- 無料での販売も可能です。
Amazon Kindle(KDP):
- ロイヤリティは35%または70%のオプションがあります。
- 70%のロイヤリティを選択するためには、以下の条件を満たす必要があります:
- 販売価格が一定の範囲内であること。
- KDPセレクトに登録すること(日本など一部の国で必要)。
- 詳細な条件については、以下KDPのロイヤリティに関する情報
- KDP セレクト概要:登録でお客様の Kindle 本は自動的に Kindle Unlimitedd (KU) (読者が会員登録月額980円(税込)で、豊富な本、コミック、雑誌、洋書など、200万冊以上の電子書籍が読み放題というサービス)に追加されます。
- お客様の Kindle 本は本の無料キャンペーン、Kindle Countdown Deals (KCD) の対象にもなり、これを利用してより多くの読者を獲得できます。
まとめ
出版手順の簡便さやロイヤリティの条件を考慮すると、Amazon Kindle(KDP)は70%のロイヤリティオプションが利用可能であり、出版手順も比較的シンプルです。
一方、Google Play ブックスも幅広いジャンルでの出版が可能で、特定の条件下(上記※1)で高いロイヤリティを得られます。
ご自身の作品や販売戦略に合わせて、最適なプラットフォームを選択されることをおすすめします。
また、より多くの読者を獲得するためには、両方のプラットフォームにも登録しておくという選択肢もあります。